久しぶりに裁判員のことを(書いとかないと忘れるので)。
裁判員候補になると気になる、お金の話。
まず、交通費。
交通費は、どんな手段で裁判所まで行っても、
一般的な公共交通機関の料金で計算されます。(距離によっては特急料金も)
裁判所独自の計算システムがあるようで、
公共交通費代のほか、自宅から駅までは1km37円という不思議な数字で計算されます。
丹後の人は、まず駅までどう行くかが問題ですけどね…orz
長期間車を駅に放置するか、家の人に協力を頼むか、1日数本のバスに頼るか…(帰りがまた大変)
丹後から裁判所に行く方法としては、
・積極的に電車に乗って赤字のKTRに貢献する
・丹海バスの長距離路線を使う
・福知山あたりに車をおいて電車に乗る
・京都まで車で行く(ただし駐車場代に注意)
などがあるかと思います。
そして、ホテル代。
宿泊しないで裁判に出ることは難しい、と判断される地域の人には、
ホテル代が出ます。
私の場合は、前日泊はOKで、終わってからの宿泊はなしでした。
宿泊代は、京都の場合、一律8700円。(県によっては7800円)
いくらのホテルに泊まっても、同じです。
まあ、私はもちろんヨメ根性で安いホテルを探しましたが、
結局外食やら洗濯やらでお金がかかるので、
実際はそこで差額を稼ごうと思っても無理です。キッパリ
(何よりお金がかかったのは、お土産代でしたが…orz)
また、ホテルから裁判所までの交通費は出ませんので、
交通費を考えると、割高でも近い方がいいです。
それよりも悩んだのが、ホテルの予約。
例えば裁判の予定が1週間として、
1週間分のホテルを予約しても、裁判員に選任される確率は、1/10~1/4程度 。
しかも当日までわからない。
キャンセル料は実費で払ってもらえるのですが、
ほぼ泊まる可能性がないのに、何日分も予約するって、
すごい罪悪感です。
県によっては提携ホテルもあるようですが、
京都にはありません(一応、周辺ホテルの一覧の紙は同封されていましたが)
結局私は2日分だけホテルを予約しましたが、
これが夏休みや祇園祭などの観光シーズンだったりしたら
もっと大変だったろうと思います。
(ホテル代も高いし、予約しないと泊まれないし)
私の場合は、もし当たったら長期になるので
食事や洗濯のことも考えてウイークリーマンションに泊まるつもりでしたが、
案の定、当日は空きがなく、
「シェアハウス」という人生初めての選択をしました。
シェアハウスでの楽しい出来事と
日当などのお話は、また後日(^-^)/
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» 裁判員裁判のブログ記事
話は記者会見から一気に戻って、
裁判員に決まった運命の日のお話。
初めて京都地方裁判所なる建物に
ドキドキしながら入ると、ロビーの中央に ぽつんと
「裁判員選任手続きの方は4Fへ」みたいなことが書かれた小さな看板。
何人か「お仲間」らしき人達と、エレベーターで4階へ。
受付順に番号を渡され、 その番号の場所に座って、
紙に名前などを記入。
締切時間まで前の大型モニターには
環境ビデオ?(ラッコやジンベエザメや京都の四季などが映ってた)が流れていました。
最終的に集まったのは、38人。
老若男女、本当にバラバラ。
期間が長めだったので、事前辞退が多くて参加者が少なかったらどうしよ~
と思ったのですが、ちょっと安心。
全員揃った所で、今回の事件の概要の紙が配られ、
事件に身内がいないか、などのアンケートに記入。
その後選任までの流れのDVDが流され、
裁判長からのあいさつ。
その後、旅費や日当の請求書に押印したり、アンケートの回収があり、
今度は裁判長、裁判官、検察、弁護人が前にずらっと並んで、あいさつ。
でも、これはきっと単なるあいさつではないんだろうなー…。
というのも、
裁判員の選任は「くじ」とは言いつつ、
実は検察官と弁護人は、それぞれ4人ずつを抽選から除外できる権利があるんです。
しかも理由を言うことなく。
(他にも裁判長が「不公平な裁判をするおそれがある」と思う人も不選任にされます。)
事件によって、裁判員は男性がいいとか女性がいいとか、
いろいろ裏でやりとりされているんでしょうねー。
前に出て紹介されている間もずっと何かを書き続けていたし、
あの数分間で38人全員をチェックしてたのかな?
※ちなみに選任されなかった場合、その理由が
くじで外れたのか、誰かに不選任にされたのかは知ることはできません。
それから、裁判期間内で都合の悪い事情のある方や
個別に事情を話したい人、
裁判所から話を聞きたいことがある人などが
別室で一人ずつ面接。
何もない人はその間(20分くらい)、自由時間。
部屋の片隅にある、お茶やウーロン茶のサーバーでお茶を飲んだり、
備え付けの雑誌などを読んだり、(るるぶとか京都のお店情報とかスポーツ誌とかあった)
ケータイをいじったりしていました。
そして運命の裁判員発表。
むっちゃドキドキしましたが、
裁判員6人+補充員2人、意外とあっさりスピーディにサラッと発表されました(^^;
ここでまさかのご当選。
ちなみにここでも受付順の番号で呼ばれます。
「あーあの時エレベーターで他の人に順番を譲っていたら運命が変わっていたかも…」
と、ずっと考えずにはいられませんでした。
呼ばれた番号の若い順に、再度1~6までの番号を与えられ、
これが裁判中ずっと、自分の名前代わりになります。
【きっと誰の役にも立たないワンポイントアドバイス】
裁判中は
1 2 3 裁判官 裁判長 裁判官 4 5 6
という順に法廷に座ります。(補充員は2・3の後ろ辺り)
端っこに座りたい人は、
思いっきり早く受付に行くか、
思いっきり後の方で受付をしましょうw
抽選発表のドキドキ感を少しでも長く味わいたい人も、後の番号のほうがいいでしょう。
それにしても裁判員はいいけど、
補充員は1と2でずいぶん裁判員になる可能性が変わるから、
受付順って大切だな、とつくづく。
(ちなみに補充員は裁判員の誰かがリタイヤした時の代替要員。
最終の評決権はありませんが、審理にも評議にも
全日程、裁判員と同じように同席するので、存在的にあまり区別はありません。)
ま、今だからそう思うだけで、
当日はそれどころじゃないのが現実ですけどね…
(ちなみに私は集合の25分前に着いて「早いかな?」と思ったけど、
もうかなりの人数いました)
※補足
京都地裁には第1刑事部・第2刑事部・第3刑事部があり、
それぞれ別々に裁判員裁判が行われるので、
裁判所内で他の裁判の裁判員のグループに出くわしたり
新しい裁判員の選任手続きが行われていたりする場面にも
多々出会いました。
裁判員の任期中は、なんだかすごい確率で裁判員に当たる錯覚に陥ります…
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裁判のことをまとめたいけど時間がなくて、
なんか順番が無茶苦茶ですが、思いつくままに書いておきます・・・
(そのうち順番そろえてまとめよう。そのうち…きっと…)
で、いきなり裁判後w
裁判が始まると同時くらいに、裁判長さんから言われていました。
「裁判が終わったら、マスコミの方から記者会見の希望が来ていますので、よろしかったら出席してください」
え!? き、記者会見!!!
そんなん、むっちゃ緊張しいやし、無理やし!!!
でも何日も裁判所に通ううちに、
いつも傍聴席には記者らしき人がいるし、
法廷に出る雰囲気にも慣れてきて、
最後には、結局出ることにしました。
写真OKか、
本名OKか、
その他職業や年齢など、
どこまで出すかは事前に自分で決められます。
私は一応、写真とかはナシで、
会見には出ました。
取材は8社…
どんなこと聞かれるかな?
こんなことを言おうかな?
とか、ドキドキしながら出席しましたが、
質問2~3個されただけで、
意外とあっけなく終了。
記者会見が終わって廊下に出ると
記者の方に取り囲まれて
今後のアンケート協力のために住所などを聞かれました。
翌日の新聞には、
判決後に記者会見が行われたことや
一緒にいた裁判員さんのコメントも紹介されていて、
ちょっとドキドキ。
(写真はなかった…そういえば裁判中に傍聴席でイラストを描いていた人がいたらしいけど、
あれもどこへ?)
ちなみに、裁判員裁判の後は、ほぼ記者会見があるそうです…
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裁判員の呼び出しが来て、一番困ったのは、服。
普段メークもせず、だらーんとした服しか着てない。
これはさすがにまずいか?
男性ならスーツとかかなー。
うーん、子供の入学式に着たスーツでいいかあ・・・
あ、いや待てよ?
明るい色ってやばい?
裁判官の法服ってみんな黒だしなー(←「何者にも染まらない」という意味だとか)
結局、慣れない化粧道具を持って
黒のワンピースにグレーのジャケットという姿で選任手続きへ。
集まっていたのは38人。
スーツ姿のビジネスマンから、超ラフな格好の若い方まで、
いろいろでした。
選任された裁判員6人+補充員2人、
服装はバラバラでしたが、
皆さん、選任されてからはさらに緊張して
「あまり明るい色はダメかもね」と多少気を遣いつつ法廷に出てましたが、
法廷での審議が終わって評議だけの日になると、
いきなりラフな格好になったりもしてました。
ちなみに裁判長さんに聞いたら、
「いかにも今からリゾートに行きます!」みたいな格好でなければいいですよ、とのこと。
でも傍聴席には記者の方とか被害者の家族の方とかも
いたりするので、それなりに気を遣います。
ちなみに私は家にあったン十年前のスーツとかまで
引っ張り出して無理矢理着ていたら、
途中でスカートのファスナーが壊れて大ピンチでした…orz
そりゃ今じゃサイズがね、アレですからね、ふー…うう…(泣
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しばらく裁判ネタが続きます、興味ない方はごめんなさい…
そのうち別コーナーにまとめます…
裁判員に当たって、ちょっと不安だった、お昼ご飯。
食べるところあるんだろうか?
とりあえず選任初日は時間もなく、
事務官の方がお弁当を用意してくれていて、
(500円。強制ではないですが)
評議室でみんなで食べました。
次の日からも毎日朝予約を聞いてくれて、
希望する人にはお弁当を用意していただけました。
そのお弁当を食べたり、
自宅からお弁当を持参したり、
コンビニで買ったものを持ってきたり、
外で食べたり、
方法はいろいろ。
ただ、「裁判所は都心部だしコンビニくらいあるだろう」と思っていたら、
京都御苑のまん前で逆にコンビニが少し遠かったのは予想外でした。
日によっては1時間以上お昼休憩がある場合もあるので、
そんな時は烏丸丸太町のマクドやらガストやらコンビニやらもいけますが、
ギリ1時間くらいだと不安なので、
結局ほとんどコンビニおにぎり持込でした。
(ランチをやっている飲食店は近くに何件かあります)
裁判所の地下には、食堂もあります。(毎日のお弁当はここから配達)
なんだか学食気分♪
この時は500円で2種類のランチ。
評議室に運んでもらえるお弁当もここから配達されますが、
食堂で食べると、
ごはんが「白米」と「赤米」が選べたり、
付け合せのおかずも5種類から選べたり、
お漬物がとり放題だったり、
ドリンクの無料チケットがついていたり、
ちょっとお得感があります。
でも、12時15分くらいになるとドワ———-っ!と人が押し寄せてきますので
ご注意を(-人-)
あとは、1階にちょっとした売店もあります。
サンドイッチやおにぎりもあります。
ただ、難点は12:30からお昼休みで閉まること。(-_-;
こちらもご利用の際はご注意を。
結局、ほとんど評議室内でみんなでわいわい言いながら
食べてたなー。
(お茶もコーヒーもタダだし)
みなさん、仲が良くて楽しかった。(評議では真剣ですが)
ただし、お互い名前などは知らない(聞けない)ので
「1番さん」「5番さん」って呼び合ってたけどw
呼びづらいのは「補充員1番さん・2番さん」…
(だってそういうネームカードを首からかけられるんだもん)
なんだかちょっと不思議な空間でした。
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やっと人に話せる~! と
前回のブログで
喜びのあまり勢いで書いてしまったため
いろんな方に 不安と誤解を与えてしまったようなので、
一応補足を・・・
まず、裁判員は「辞退」もできます。
私のように小学校低学年の子供がいて
何日も母親がホテル住まいで家を空けるなんてのは、
たぶん立派な辞退理由として認められたと思いますが、
私の場合は、「行ってみたい」気持ちが顔に表れていたのでしょう、
旦那が「子供も料理も面倒見れるし、行ってきたら」
と言ってくれたので、辞退はしませんでした。
快く行かせてくれた旦那と会社には、本当に感謝しています(-人-)
※ちなみに保育や介護、病気等でも辞退できます。仕事都合は程度によるようですが…
それから、裁判の日程は、
通常なら3日~5日です。
私のように1週間以上は、珍しい部類に入ります。
交通費や宿泊費は出ますのでご心配なく(^-^)
ただ、今回一番困ったのは、
選任の日に
外れたらその場で帰れるけど、
当たったらその日から裁判に参加しないといけないこと。
何週間も、仕事をしなくていいように仕事先に段取りしても、
8割方、その日に帰ってくるって、格好がつかないし・・・orz
さらにホテルも、キャンセルになったらキャンセル料払いますよ、
と言われても、ほぼキャンセルするのわかってて何日分も予約するなんて、
私にはできない・・・orz
祇園祭や紅葉シーズンじゃなくてよかった、とつくづく思う。
あー言いたいことが まだまだいっぱいあるけど
今日はこの辺で…ノシ
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どわーーーー!
というくらい長かったです。
半月ぶりのブログです!
丹後を離れてどこをふらついていたか!?
↓ ここです。
いやいや、訴えられたとかじゃなくて・・・
↓ これです。
わかります?
裁判員裁判…
そうです。丹後の人間が呼ばれると、
ホテルに泊まってでも、
京都市内の京都地裁まで行かんといかんのです。
何がつらいって、
裁判が終わるまで、人に話せないこと
(家族や職場には言ってもいい)
おととしの11月に裁判員候補の名簿に載ってから、
呼び出しがなければ昨年の12月末に公表できたのですが、
年末まであと2週間、という時に「呼出状」が届き、
今年1月の選任の日に裁判所に行き、
そこで抽選に外れればその瞬間に公表できたのですが、
これが見事38人中の6人に選ばれ・・・orz
そしてとうとう、裁判が終わるまで
何も告げずにブログを去る事態となったわけです。
(↑おおげさ)
書きたいことは山ほどありますが、
さすがに長いこと日常とは全くかけ離れた生活をしていたので、
日常に戻るのに、リハビリが必要です…
裁判員制度については
いずれ改めて
「丹後の人間が裁判員になったらどんなことが起こるのか」を
まとめさせていただきたいと思います。
とりあえずご報告までノシ
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